【妊娠中期】安定期でも安全ではない!安定期の本当の意味と過ごし方

今回は妊娠中の「安定期」と呼ばれる時期についてお話しします。

妊娠初期はつわりがあったり、流産の可能性が誰にでもあるから気を付けた方が良いです。

私も実際にその内容のブログも書いています。

とはいえ、私は「安定期」という言葉も良くないと思っています。

比較的』安定期

という言葉が相応しいかなと思います。

安定期という言葉は最強な訳ではありません。
そこを本人も、周りも理解することがとても大事だなと思います。

この記事はこんな方におすすめ

・妊娠中の方
・安定期に入ったばかりの方

安定期でも入院してしまう事もありますので、どんなリスクがあるのかも合わせて書いていきたいと思います。

目次

安定期はいつから?

10ヶ月の妊娠期間は、初期・中期・後期に分かれています。

妊娠初期妊娠中期 妊娠後期
1〜4ヶ月
16週未満
5〜7ヶ月
16〜28週未満
28週以降

中期の16週から安定期に入ると言われています。

安定期とは胎盤が子宮の中で完成する時期の事です。
なのであくまで目安としてとらえて下さい。

安定期は「母親の安定」ではない

安定期に入ると

ようやく悪阻も終わって安定期!

今のうちに旅行に行こう!

と、安定期に入ったことが嬉しくなります。

実際私も安定期は初期・後期より動いていたし、色んなところに出かけました。

まだお腹も出てきてないので、温泉旅行に行ったり。
確かに「比較的安定期」ではあるから、今のうちにやりたい事をやったり、行きたい所に行ったりするのは良い事です。

ただ、この安定期、実は「母親の安定ではない」という事を頭に入れておいて欲しいです。

赤ちゃんにとって、安定した血液や栄養をお母さんからもらえる

これが本来の意味の安定期です。
言われて見れば、確かに・・・と私もなりました。

妊婦さんが完全に安全な時なんて、トツキトオカ無いですもんね。

安定期でも抱えるリスク

では次に、安定期でも無理をしてしまうとどんなリスクがあるかを紹介していきます。

エコノミークラス症候群

長距離の移動は妊婦さんにとって負担。

この「長距離」とはどのくらいなのか?明確には決まっていません。

飛行機や新幹線で2、3時間かかるのは長距離ととらえて良いです。

この移動中に、血液の流れが悪くなって血管が詰まりやすくなる「エコノミークラス症候群」のリスクがありますので、充分に気を付けて下さい。

妊婦さんは産後に備えて、血を固めやすくなる体質に変化しているため、発症しやすくなっています

やるべきこと

・こまめに足を動かす
・車移動ならこまめに外に出て休息をとる
・水分補給こまめにとる

こまめにこまめにとうるさいですが、ここが大事です。
自分は大丈夫と思っていても体は悲鳴をあげているかもしれません。

必ずこまめに休息をとって下さい。

旅先で、しかも海外でもしもの事があったら・・・そう考えると、妊娠中は安定期でも飛行機を使った旅行、特に海外は避けるべきかもしれません。

切迫早産

切迫早産と聞けば「早く産まれてしまったの!?」と思ってしまいますが、早産とはそういう意味ではないんです。

切迫早産とは

・陣痛のようにおなかが頻繁に張る
・子宮口が開き始めて赤ちゃんが出てきそうな状態になる
・破水をしてしまう

 このように早産になりかかっている状態のことを言います。

ちなみに・・・
妊娠22週未満の出産は流産として扱われます。


流産になりかかっている状態は切迫流産といいます。

この切迫早産になってしまって、安静にしておくために入院するといいうケースは少なくありません。

切迫早産になってしまったらとにかく
「「絶対安静」」です。

・ご飯を食べる
・お風呂に入る
・トイレに行く …

最低限の生活行動以外極力動かない

と、お医者さんに言われる人もいます。
そのくらいリスクが高いのが切迫早産です。

これは私の周りでも結構なっている人がいて、中には妊娠生活ほとんど入院していた子もいます。

切迫早産の原因の一例

・感染症などによる炎症
・喫煙者・歯周病患者

切迫早産の原因はまだ分かっていない部分もあるようですが、上の項目に当てはまる人が切迫早産になりやすいと言われているようです。

やはり中でも「喫煙」は自分の体にも赤ちゃんの体にも良くないので、妊娠を機にやめるべきです。

逆子

私も妊娠中一回経験しました「逆子」。

羊水の中で自由に動き回るので、横になったり逆さまになったりするので、
あえてお医者さんから「逆子ですね」と言われる人は少ないかもしれません。

多くの人は妊娠後期を迎えるまでには赤ちゃんが頭が重くなってきて、自然と頭の方が下を向いていきますが、勿論治らない方もいます。

逆子の原因は大きく二つに分かれます。

母体側の原因

・妊婦さんの体格が小さく、骨盤が小さい
→頭が上手く骨盤にはまらないので頭が下向きに固定されない

・前置胎盤
→胎盤の位置が子宮口に近い

・低地胎盤
→胎盤が低い位置にある・生まれつき子宮が小さい、子宮奇形など元々子宮に原因がある

胎児側の原因

・胎児発育不全
・低出生体重児

→これらは胎児の体が小さいので、羊水の中で自由に動き回ることができ、逆子がなおらないままになってしまう可能性がある。

・多胎
→1人が下向きになっていても、もう一人が逆子になってしまうケースも。

原因を見てみると逆子になってしまうのは仕方ない事だと思います。

「自分のせいで・・・」

なんて思わないで下さい。誰にでもなり得ることです。

ただ、逆子になってしまった時に産院では「逆子体操」を勧められました。

【逆子体操】
逆子を直すために毎日やりました。

やり方が詳しく分かる、私が妊娠中に見ていた動画のリンクを載せておきます。

私の場合、毎日やって(腰が痛いときなどは無理してやらないように)2週間後の検診で見事逆子がなおっていました!

逆子になっていた時期は、

まり

もし帝王切開になったら・・・

と気が気じゃなかったです。
が、赤ちゃんが羊水の中で元気に動いている証拠なので、そこまで心配しなくても大丈夫でした。

ただ、逆子診断を医師からはっきりと言われてしまってからの保険加入は加入できなくなる可能性があるかもしれませんので、保険は早めに入っておいて下さい。

逆子がそのまま治らなかった場合、普通分娩は無理なので、帝王切開で出産になります。
=保険適用になります。

備えあれば患いなし!です!

安定期の過ごし方のまとめ

安定期と言っても、

母体が安全な訳では無い事
安定期でも様々なリスクがある事

が分かったと思います。

だからと言って旅行も行っちゃ駄目、絶対安静!という訳でもないです。
ご自身の妊娠経過具合や、何より体調を一番大事に考えて旅行など計画して下さい。

遠出をするときは、産院にあらかじめ確認しておくのも大事です。

リスクを知ったからと言って1人で気負いせず、知った上で気をつけながらもリフレッシュすることが大切です。

ずっとこもりきりではつまらないので、お出かけや旅行をすること自体はとてもオススメです!
是非今しかない妊婦生活を安全に楽しくお過ごしください。

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